卵巣・子宮の病気
(卵巣子宮摘出術)

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よくある卵巣・子宮の病気

よくある卵巣・子宮の病気

卵巣・子宮で発生する主な病気として、次のようなものがあります。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫とは、卵巣内に液体が留まった袋状の病変ができた状態で、犬の卵巣疾患で最も多いものとなります。
卵巣嚢腫は卵胞嚢腫と黄体嚢腫に分けられ、卵胞嚢腫は排卵しないまま卵胞が成長し続ける状態を言い、黄体嚢腫は卵胞壁が黄体化したものを言います。
黄体嚢腫では、子宮蓄膿症を併発するケースもあります。

主な症状
  • 発情の持続
  • 発情出血の持続
  • 乳腺の嚢胞性過形成

など

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍とは、卵巣にできる腫瘍のことです。
上皮細胞腫瘍、胚細胞腫瘍(はいさいぼうしゅよう)、性索間質性腫瘍(せいさくかんしつせいしゅよう)、顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)などの種類に分けられます。
進行するまでは無症状なことが多いですが、進行すると次のような症状が現れます。

主な症状
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 腹部が張っている
  • 脱毛
  • 発情の持続
  • 貧血

など

子宮内膜炎

子宮内に膿が蓄積されて起こる病気で、主に大腸菌やブドウ球菌などの細菌に感染して子宮内膜炎が起こり、それがトリガーとなって発症します。
不正出血や膣からのおりものの増加などの症状がよく現れますので、これらの症状に気づいたらすぐに当院へご連絡ください。

主な症状
  • 下腹部の痛み
  • 腹部の張り
  • 微熱・発熱
  • 不正出血
  • 膣からのおりものの増加
  • おしっこの回数が増えた

など

子宮蓄膿症

大腸菌やブドウ球菌、サルモネラ菌などの細菌感染が原因で、子宮に膿が溜まる病気です。
避妊手術を受けていない犬によくみられます。
年齢の若い犬でも発症することがありますが、多くは5歳以降にみられます。
初期は無症状なことが多いですが、病態が悪化すると次のような症状が現れます。

主な症状
  • 多飲多尿
  • 陰部を頻繁に舐める
  • 陰部から膿や血膿が出る
  • 発熱
  • 吐き気
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 腹部の張り

など

卵巣・子宮の病気を
予防するために

避妊手術を受けましょう

卵巣・子宮の病気予防として有効なのが、避妊手術です。
避妊手術は望まない繁殖を防ぐだけでなく、上記でご紹介した病気を予防する効果もあります。
大阪市鶴見区のクウ動物病院 動物内視鏡医療センターでは、動物への負担が少ない“内視鏡を使った避妊手術(腹腔鏡手術)”を行っています。

内視鏡を使った卵巣摘出術、また卵巣子宮摘出術により、動物への負担を軽減して卵巣・子宮の病気が予防できるようになります。
内視鏡を使った避妊手術(腹腔鏡手術)について詳しく知りたいという飼い主様は、いつでもお気軽に当院へご連絡ください。