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- 腹腔鏡避妊手術と開腹手術の違い
内視鏡(腹腔鏡)による避妊手術の
メリット・デメリット
開腹を伴う避妊手術と比べて、内視鏡(腹腔鏡)による避妊手術には次のようなメリット・デメリットがあります。
メリットだけでなく、デメリットについてもきちんとご説明して、大切なご家族にとって何が最善なのか、一緒になって考えさせていただきます。
腹腔鏡手術のメリット
傷口が小さくて済む
開腹手術と違い、内視鏡や器具を挿入するために小さな穴をあけるだけなので、傷口が小さくて済みます。
術後の痛みが少ない
開腹しての避妊手術と比べて、術後の痛みが少ないという研究結果が出ています。
術後の回復が早い
開腹手術と内視鏡手術を比較した場合、腹腔鏡手術の方が術後の回復が早いという研究結果が出ています。
術後のストレス・炎症ホルモンの分泌量が少ない
術後、ストレスや炎症ホルモンが分泌されますが、開腹手術と比較して、腹腔鏡手術の方が分泌量は少ないと言われています。
術後の胃腸の回復が早い
術後、胃腸などの消化管の機能が低下してしまいますが、開腹手術では短くても半日程度回復に時間を要するのに比べて、腹腔鏡手術では3時間程度で正常に戻るとされています。
その他
そのほか、術後に内臓が癒着を起こすリスク、傷口で感染が起こるリスクなどが減少すると言われています。
腹腔鏡手術のデメリット
高度な技術が必要
動物への内視鏡は比較的新しい分野で、適切に手術を行うには豊富な経験に裏打ちされた高度な技術が必要になります。
ですが、当院の院長はこれまでに多数の腹腔鏡手術を行ってきており、“日本獣医内視鏡外科研究会 理事”を務め“日本獣医内視鏡外科研究会技術認定レベル1~3”の認定資格を有しておりますので、安心してお任せください。
一般的に「手術時間が長引く」と言われている
開腹手術に比べて、腹腔鏡手術は手術時間が長くなる傾向にあると言われています。
ですが、これは手術を行う獣医師の技術に左右される部分が大きく、当院では豊富な実績と確かな技術で、手術時間の短縮に努めております。
費用がかかる
開腹手術と比べて、腹腔鏡手術では費用がかかります。
ただし、入院期間の短縮などにより、一部のケースでは開腹手術と比べても費用はほとんど変わらない場合もあります。
麻酔の管理が高度
腹腔鏡手術では、開腹手術よりも麻酔の管理が高度になります。
当院では安全に手術を行うために、麻酔専門獣医師を招いており、指導やアドバイスを得ています。
また、麻酔器も人間用の高性能なものを使用しています。